核の平和利用 と 絵本

核の平和利用なんて、はじめからない。

たくさんの科学者たちの技術で原爆はできたって。
残酷な結果に打ちひしがれて、その懺悔のために、
今度はせめて核を平和に利用しようと思ったって。
そんな話があるらしい。


しつこいようだけど。
わたしの、お腹の底からの主張だけど。


核の平和利用ははじめから、ない。


後悔の思いから、なんて理由をつけても、
「悲しい」「せつない」感情に訴えても、
おさまる話じゃないって。
たくさんの人たちが、当時の日本はとくに、
いらない、と言った。
理性で、しっかりとした科学的根拠をもって、
生き物を、地球を壊してしまう、という主張があった。


はじめからわかっていたことに、手を出す。
その欲というかなんというか、業というのか。


こころの中の欲を浄化するのは、良い仲間が本当に必要だと思う。
ふつうの人たちの、弱さが平和を維持すると思うんだ。



地域の人たちで集まり、「絵本でおしゃべり」がはじまる。
誰でも参加できて、絵本ができた背景の話もあるみたい。


わたしは、このささやかな取り組みが
平和だな、と感じるんだけどな・・・。


顔の見えないたくさんの人のために
なにかしてやろう、とか、やってやるんだとか
最高の科学力を選ばれた人間が強行するんだとか


そんなことより。


「わたし」とそばにいるあなたと一緒に。
呼吸を感じられる距離で見つめる物がある。
それが美しい絵本なら
とっても平和なことだよね。

http://www.geocities.jp/miraio3/