生きていてよかった。いつか死は訪れるのだから。

コップ一杯の水で乾きを潤したとき
おいしいアイスをたべたとき
お腹いっぱいのご飯と談笑があるとき


無数のちいさないのちで くるまれているとき
おおきな宇宙を てのひらにしたとき


いいことがありそうなとき
胸の中をことばで つたえられたとき


怒りも 涙も
蔑みも 崇拝も
人間臭いから もみくちゃになると知ったとき


きっと 良い方向へかわれると
確信に満ちて 呼吸したとき


あなたも わたしも いつか老いて死に
それでも 未来を手渡すよろこびを感じたとき


わたしたちは
否定して すべてを肯定しながら
すすんでいく


これから
生きていてよかったと 古代と新世界に生きる
もうひとりのわたしに告げるため 土に返る
その人は あなたにも とてもよく 似ている


風になり 川になり 同じ陽射しのもと
いのちは廻る 
二度とない あなたの生きるときは
あなたによく似た人に 手渡され
巡りつづける

いま
生きるに値する この地球の上で 

ひとつから 分かれていく

あるところでは 取り返しのつかない悲しみを
あるところでは かけがえのない思い出を

ここでは 武器を
そこでは カメラを

そちらの方では 武器を
こちらの方では 車を

むこうでは武器を
むこうでは家電を

どうして どうして
ひとつのところから 生まれてくるの

どっちをとっても
どっちをとっても

ひとつのところへ もどっていくの

どうして どうして
ひとつのところから 相容れないふたつになるの

それは いったい なにになっていくの。

見つける。

人工衛星、、、。
言われてみれば ひとりの人間を見つけるぐらい
探して映し出すぐらい できたのではないかな。

もう長い間 捕われていたのに。
このタイミングは なんだったのだろう。

いのちを

しっかりと 手の中に
お互いが そのことを 
尊重して 大切にできるように。

平和を。

平和を。

何度でも 言う。

核の平和利用なんて はじめから ない。

いのちを削るものに 頼らなければならないほど

わたしたちは 無能じゃない。

いらない。


いま わたしを
いま あなたを

ちがうことが おなじ
その つなぐものを
小さな形にして。
饒舌な 沈黙が 
勝ることもある。

自由だ。表現は。

平和を。

点を線に。

沖縄で起きていること。
今の日本と 思いたくない

福島で起きていること。
平和を謳う 日本と思えない


根底から 崩れさってゆく


突き出てくる鋭いものが
身を切り刻んで 知らせてくる


目覚めはなんて 痛いのだろう


めまぐるしく
艶やかにうつる 画面に
振り回されるより


魂のアンテナにひっかかる 点を線に


真実へのみちしるべ


たとえ ここが 誰かの手中にあっても
わたしの あなたの
こころは にぎれない


線をたどり また その先の点へ


しるされているのは
おおきな いのちに 後押しされた
自らの歩み
わたしの あなたの それぞれちがう
ちがうことが おなじ 


その 道


 

ジュゴンの こえ。

ジュゴンが あらわれて
みんな なにかを胸に
受けとったと 思う。


わたしたちは もっと
地球規模で 生き物をみて
身近な生活に つなげて
歩んで行こうよ。


もう おびえるものなんて ないんだよ。

平和を。