できたての頃に。


追憶にひたるよりも、今を謳う。
そのことが平和だ。
誰かの意志を継ぐのではなく、
わたしたちの意志を語る。
故人は、わたしたちを生かすために横たえる。
わたしたちは 故人を生かすために
自らを生きる。


とんび (角川文庫)

とんび (角川文庫)


平和や9条の会、すばらしい教育界の大物、活動家が
天に召されていく中で、こんなことを思っていました。
2月のわたしでした。
震災のあと、また、いろいろなできごとがあってから、
この時の気持が消え入りそうになって、
力なく肩を落としていました。
歩幅が狭くても、ゆっくりと歩いていきたいです。
「はい。」としか言えないわたし。
事実をねじまげて正当化する相手に、
興奮し、激情し、混乱しています。
落ち着いて話し合って、自分を見失わないように。
ゆっくり歩こう。わたしはわたし。
だから、あなたのことも優先できます。
「時速四キロの人生。」矢臼別の大地に眠る川瀬さんは言ったよ。
「急いでもやることがねえべさ。なんでも速くやったら、
そのあとやることなくて、どうしていいかわからんべさ。」と笑ったし。
12月の末に、矢臼別で望年会「平和餅つき大会」がある。
つきたてのお餅。その時でいいや。
ゆっくり思い出そう。大切なことを。