2014.7.19-20 丘珠

遠空より かの国の翼 降り立たん

問いかけも むき出しの答えさえ 語らず

萌え出ずる いのちの温床に 鉛響く

喝采歓喜 歪んだひかりを 日の出と呼び

月白く 平らな日々を 追い立てる

その先の 空はあるのか 雲にたずね

ちりぢりの その姿で 我らを案ず

ああ いまこのとき 

夢碧く 北のみどり 赤い炎の命が荒れる

鳥よ驚くな 羽ばたかぬ翼が 大地に舞い降りる