14歳は二度目の自己決定。未来へ。

椰月美智子「未来の息子」

未来の息子に逢ったのは、14歳。
この先、どんなことがあっても、いのちはつながっていく。

ポニョと宗介5歳の決心。その後、14歳も強い意志があらわれてくるのかな。
自分の性に気づき、
あっちの世界とこちら側に彷徨う感性があって。
どう生きるかを考える14歳。

この作品は短編と長編の間くらい。
重松清を思い起こしたんだけど・・・。

なまあたたかい空気が、やさしく通り過ぎる。
中学生は、生きる意味を知るに足りる年齢なのだ。


未来の息子 (双葉文庫 や 22-1)

未来の息子 (双葉文庫 や 22-1)