橋下。

納得がいかないのに 物事がすすんでしまう

その おかしさを知っても
日常をとぼけてきたわたし
どんなことがあっても
目を 背けて来た人たち

でも もう 唇はひらく
叫ぼうとするほど声にならない

何ができるか 実現可能か
苦悩して崩れゆくより

怒りの塊 鉛の玉
子宮にしっかりと 落として

丸く 丸く 大きく育てて
産み出す場所を 探す

同じ場所で 育つのも
ふくよかな やわらかいいのち

こころと身体を 神に反して
奪いつづける わたしたちが
また 神に反した手段で
いのちをつなげたいと ねがう

善良か 悪か 
長い沈黙に耐えて 答えるよりも
流れる時に すべてをまかせて

いま きらめく方へ