ターシャテューダ 内藤里永子 

 今日は本を買った。
 やっぱり、お金は本のためにつかう。

 あとで、なんて言っていたら、今の感性を失うから
 本に関しては、躊躇しない。

 「一夜だけ の 詩遊び」

 意味深にもとれる表題。
 もともとは、内藤永里子と谷川俊太郎
 桃の節句に、観客を前に詩の交換をした時の詩を編集。



 ターシャの翻訳家。内藤永里子さん。
 彼女を知らずにいたので、ちょっと半信半疑。でも。

 「紅子さん」という詩がはっきりと伝えてくれる。

 ああ、本当にターシャの翻訳家だなって。
 誰かを大切に思うことば。
 ターシャの花々に添えたことばと同じ。
 明日へ もっと先へ 穏やかにつづくあこがれを謳う。


 相手が女性でも、男性でも、焦がれる気持は変らない。
 みずみずしくて 豊かだと思う。


 「花一輪のこと」 内藤永里子

     あの人とわたしとで 花一輪だということ。
     旅立ってしまっても、地上のふるさとでも。   (エミリ・ディキンスンより)



一夜だけの詩遊び

一夜だけの詩遊び