怒り
昨日、行きつけの居酒屋に行った。うまい魚、牡蠣。東北の酒・・・探さずに肉とビールを頼んだ。ぜいたくだったろうか。米も葉野菜も納豆も、まだ、あるのか・・・尋ねるのを控えた。
怒らない。笑顔で。おだやかに。
そうか?
わたしは、ごめんだ。
存在を否定された時、侵害された時、火がついたように怒る。
人間らしさを保つために、怒る。
何に怒りを感じているのか、自分に対しても表現する。腹から笑えるのはそれからだ。
怒れ。怒れ。東北人よ。雪国でがまんに慣れたか。
かまうものか。先頭に立て。熱くなって溶かしてしまえ。
いま、世界で一番物事が見えるところにいるんだ。怒れ怒れ。東北人よ。
大阪のパワーを。
神戸の震災では、大阪の素早い動きがあった。支援物資を送り過ぎて、今も処分に困ると聞く。けれど、送ったもの、神戸が受けとったものは、もっと別のものじゃないか。
神戸は神戸の人たちが支えた。傍らに熱い大阪の応援があったのは間違いないと思う。隣人と助け合う、他人の痛みを自分のこととして考える、大阪に流れる民主的な発想や現実性が生かされた。
東北の隣人はどこか。
海を挟んだ北海道?陸続きじゃないのは本当に困難だ。情報まで不確かになる。
大阪を尊敬する。そのパワーと人情。まねしたいが、付け焼き刃では難しい。北海道の、というか、小さい存在のわたしができることをする。橋本さんはドタバタだが、庶民とは関係ない。大阪の人間らしさ、わたしは変らず大好きでいる。