日本臨床教育学会設立総会 終了

 東日本大地震の状況が刻一刻と変化し、伝えられている中、日本臨床教育学会の設立総会(武庫川女子大)もそのことを念頭にいれつつ黙祷から開催され、無事終了しました。


 参加者は200名以上。

 子どもに関わるそれぞれの職種の方々から、現場の報告がありました。
 大人より大人の子どもたち、迷いながら生きる姿、私たちに投げかけられた多くの課題。研究色が濃くなるのを懸念したのですが、むしろ、現場の声をもとに、臨床的に探る・・・研究と現場の強い結びつきを認め、学び合う・・・姿勢に、新しい風が吹くんだ、と感じていました。「なによりも、子どもの声に耳を傾けながら、そこから出発していこう」と力強く語る田中孝彦会長の挨拶、みんな静まり返り、拍手が沸きました。参加者の熱い気持ちで会場が一体感に包まれていました。

 念願の学会が設立された期待感。誰もが今までにない学会になると思ったようで、「これからだぞ。」大変なことも、収穫することも、とうれしい苦労を予想しています。
 私たちホッカイドウ組は、会場ではじめて顔を合わせた人もいましたが、すぐ意気投合、2次会、3次会へ。秋に北海道で開催される第1回日本臨床教育学会について熱く語り合いました。