高遠菜穂子さんの美しさ。
その人に、率直に感じるもの。
ただ、それだけ。
平和運動となると、政治や宗教や思想や地域性や性別や年齢や
すべての違いが、鋭い刃になって、
つながるはずが、簡単に切り裂かれてしまうことがある。
だけど。
その人と、どんな風に、わたし、出逢えたのかなって。
さわやかな風が、はしってゆく瞬間。
こたえは 簡単にやってきて
ああ、平和のうたが 聴こえたと思うんだ。
わたしたちを隔てる溝に
その歌が流れて行く。
足を踏み入れても 沈まないんだ。
一歩近づいて、手を握った。
わたしのこころの中はそう動いた。
ありがとう、高遠さん。
来年は、イラク戦争10年。
矢臼別演習場で、このために使う武器の訓練がなされた。
たくさん。たくさん。たくさん行われた。
来年の4月には
彼女と一緒に、学習会。みんなも来て。
希望ある未来を感じて、勢いのある生活を取り戻したい。
堅苦しい理屈より、生活の知恵を。
みんなが日常に向けている眼差しを知りたい。
来年の4月。札幌で。
彼女の語る過酷な事実から、いのちの美しさ、そして、
彼女から人間の美しさ、まだ、輝きを失っていない未来が見える。