戦争体験を語る。

戦争体験を語る会について、
どのような様子かおききした。
わたしも参加したく思った。


聴く側の姿勢が大切。
繊細な空気が漂う。


語る人の話を遮ってはいけない。
途中で腰をおってしまう。


言ってはいけないことばがある。


決まった文句ではないけど、
語る人、質問する人、どちらであっても、
話をしているその人の気持にそって。


話す人、聴く人、その場を共有する、
息を感じる、感覚を研ぎすます。




思い出していた。
この間、浦さんとお酒を飲んだこと。


てづくりのブルーベリ酒を飲みながら、
久しぶりの再会に、お互い饒舌になった。
俺が小学生のときは、どかんどかんと、
爆弾が落ちて来てなあ・・・。



年代を超えたつきあい。
ぽろぽろ見えてくる時の流れ。



矢臼別に20年住む浦さん。和歌山で生まれた。
「爆撃があってね。地面に直径10メートルぐらいの穴が空いて、
深さ3〜4メートル。すり鉢場になってるんだよ。」
わたしもイメージする。いつもの道路に、
学校のグラウンドに大きな穴がいくつか空くこと。
身震いする。



「友だちも死んでね。おれは生き残った。
こんなのもう、やめよう、という
9条があたりまえだと感じたんだよ。」


また、最近の話で盛り上がり
おいしいお酒の時間はつづく。


説得力があった。


頭の中で理屈をこねてしまうより、
率直で、そのままだと思った。


そう。


もう二度と 繰り返さない。


もう嫌だから。