Pen 〜 わたしは専門書に弱い。

店頭にならんだ美しい表紙のPen。


絵本特集の号を買った。


「ニルスの不思議な旅」の原作者 セルマ・ラーゲルレーヴ(スウェーデン)。
1909年、女性初のノーベル文学賞を受賞した。
ニルスの意地悪さがずっと忘れられなくて、今の日本では主人公になりきれないのかな、と
思い出していた。異質な感じだけど、的をついた行動。子どもの一面を表現してる。
ガチョウもいいやつとは言えないけど、憎めないし。すーっと入ってくる物語。

ニルスのふしぎな旅〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 39)

ニルスのふしぎな旅〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 39)

Penには、充実したストーリー、色の美しい絵本がたくさん紹介されている。
説明しすぎたり、評価してるのは、感性を閉じて本の価値を下げるので、スルーしよう。


絵本の和訳も、不自然なら不必要。絵だけにしてもいいのにね。
感性を触発するより、萎えさせてしまうから、そこは柔軟にかわしたいな。
谷川俊太郎、個人的にはすごく好きだけど、彼ばかり和訳が妥当でもなく。


わたしは専門書に弱い。なが〜い一筋の話が展開している作品を読んだ事が無い。
その分、絵本が好き。短くて、だけど、奥深くて、わくわくわくわくするの。



ペンブックス7 美しい絵本。 (Pen BOOKS)

ペンブックス7 美しい絵本。 (Pen BOOKS)




早朝の読書。本を読んで本を知り、なんてしあわせな朝。
今日、一日は、少しの間、放射能を忘れて、緑の中に佇む。