先生 おしえて。

登校拒否、不登校のお話を、本人や家族から聴かせてもらう機会がありました。

 〜〜 学校の未来を教えてくれるのは、今、学校に背を向けている子どもたち 〜〜

 ひとつひとつのお話は苦悩や涙が耐えないけれど、子ども自身の感覚はまともで、正直だなあと思いました。答えきれない学校は、もっと「未熟」な組織で、「万能ではない」ことを自覚しながら、だけど、とっても影響力があるのを知ってて欲しい・・・。
 子どもが矛盾を抱えて、転んで成長する場所なんだから、学校自体が、矛盾と未熟と足りなさと弱さと、卒業後に通用しないかもしれない誠実さとか純粋さとか、持ってていいのにな。学校も子どもになっちゃえばいいのに・・・安易かな。 

 「家族の一人が、学校へ行けなくなったら、100%の苦しみが家族にふりかかります」って発言してくださった保護者がいらっしゃいました。
 世の中の矛盾、自分たちの(どの人もみんなあるだろう)課題を引き受けて、逃げずに、毎日過ごされていて、ただただ聴くしかできませんでした。

 広木克行先生は、相談に来る人たちに、「自分だったら、逃げ出してしまうようないろいろなできごとに対して、この方は耐えて、乗り越えていかれる。その力は一体どこから湧いてくるのだろう、そんな風に考えるよ。」と話してくれました。
 高垣忠一郎先生は、「あえて〜登校拒否〜という言葉を使う。」と話してくれました。この言葉は、とても意味深くて、繰り返し考えています。けんか腰に何かにつっかかる?そんな短絡的なことじゃないだろうし、行きたくても、行こうとしても、身体が動かない状態、学校の持つ「何か」を拒否している・・・。

 わたしは、いつも話を聴いているだけで、「理解」しきれていません。だから、わたしの言うことなんて、関係者にはきっと腹立たしいと思います・・・。学ばせてほしい・・・。
 子どもたちは小刻みに震える存在に感じてたけど、大きな未来を示すし、一番力強いものを持っています。きれいごとでまとめてはいけないけれど・・・。