静かに行く者は 健やかに行く                       健やかに行く者は 遠く行く


 20年ほど昔、広島原爆資料館へ行った時、著名人の平和メッセージがガラスケースに保管されていていました。我が意を得たり、わたしたちが平和を未来へつなげていく姿勢にぴったりだ、と思いました。
 数年前、もう一度見たくて、原爆資料館へ行っても見つかりませんでした。わたしの勘違いだったのでしょうか。新しくなり、展示物が精選されて取り除かれたのかな。堀口大学上田敏の詩だと勝手に思い込んでいました。


 今日、城山三郎氏が同じく大切な志と認め「静かに 健やかに 遠くに」と略して本の題名にしていたことを知りました(まだ読んでいません)。もとは経済学者パレートが生涯貫いたイタリアの詩?諺?らしいです。


 城山三郎氏といえば、「そうか、もう君はいないのか」で愛妻家が知られ、さらに有名になった気がしました。「無所属の時間で生きる〜どこにも関係ない、どこにも属さない、ひとりの人間として生きる〜」という本を買って、未読。小説「おくりびと」の作者だったんですか?イメージが、軍隊経験をして強いところにいる人、規律正しいって感じがします。どんな作風の人なのでしょうか。

     そうか、もう君はいないのか (新潮文庫)     無所属の時間で生きる (新潮文庫)